名前をハングルに · 無料

あなたの名前を、
ハングルで。

名前を入力すると、すぐにハングル(韓国語の文字)に変換します。楽しい音写変換です。

この表記の作られ方

名前を調べているのではなく、綴りを読み替えています

この道具は名前の一覧を持っていません。ある名前が韓国でどう書かれているかを引いてくるのではなく、入力欄に並んだアルファベットを左から一文字ずつ読み、決めておいた対応表に当てはめているだけです。ですから同じ綴りを入れれば何度でも同じ表記が返り、開き直しても変わりません。乱数も、言語モデルも、外部への問い合わせも使っていません。変換はお使いのブラウザの中だけで終わります。

表に渡す前に、綴りをそろえる下ごしらえがあります。最初に Unicode の互換分解にかけ、そのあと結合した発音記号を落とします。José が Jose として扱われるのはこの二段のためですが、ここで開かれるのは発音記号のついた文字だけではありません。互換分解は全角の Jessica も、合字の fi も、丸囲みの文字も、ローマ数字も、まとめて a から z の並びに直します。次に大文字を小文字にそろえ、そのうえで a から z までの文字と空白以外はすべて空白に置き換えます。数字もハイフンもアポストロフィも消えて区切りに変わるので、Mary-Jane は二つの語、O'Brien も二つの語になります。

そのあと、ハングルが一文字も出なかった語は結果から捨てられます。語ごとの対応を結果の下に並べるのは、捨てたあとに二語以上残ったときだけです。ですから h Kim のように片方が何も生まない綴りは、二語打っても内訳が出ず、一語ぶんの表記だけが残ります。

表に届くのは a から z の26文字だけですが、それは互換分解を通り抜けたあとの姿での話です。全角のローマ字は半角に開かれてから表に入るので、日本語入力の既定が全角のままでも同じ結果になります。いっぽう、かなや漢字はどう分解しても a から z にはならないため全部が空白に変わり、何も残らず、変換できませんでした、という案内が出ます。ローマ字で入れていただく必要があるのはこのためです。長さにも上限があり、入力欄は40文字まで、関数の内側でも80文字で切っています。語の数は6語までで、7語目からは断りなく落とされます。

一文字ずつではなく、音節に組み直しています

ハングルの一文字は、最初の子音と母音、必要なら最後の子音を組み合わせて作ります。この道具も同じ計算式で一文字ぶんずつ組み立てています。裏を返すと、母音のない子音だけの文字は作れません。英語の綴りには子音の続く並びがいくらでもありますから、そこをどう配るかが変換の中心になります。

決まりは二段構えです。うしろに母音がない子音は、まず直前の音節の下に最後の子音として入れられないかを試します。入らないとき——表がその字に下の形を与えていない、直前の音節にすでに下の字がある、あるいは直前がまだ無い——は、その子音に母音を一つ補って独立した音節にします。補う母音はいつも ㅡ の一つに決めてあります。表では d と f と j と z に下の形を与えていないので、この四つは必ず一音節ぶんを取ります。Fred が ㅍ+ㅡ / ㄹ+ㅔ / ㄷ+ㅡ の三音節、Chris が ㅊ+ㅡ / ㄹ+ㅣ / ㅅ+ㅡ の三音節になるのはこのためで、綴りより字数が増えます。

どちらになるかは、そのうしろまで見て決めています。子音を下に入れるのは、続くのがまた子音か、語の終わりのときだけで、母音が続くなら次の音節の頭に立ちます。Steve と Steven を並べると分かります。前者は v が下に入って ㅅ+ㅡ / ㅌ+ㅔ+ㅂ の二音節、後者は v のうしろに母音があるので頭に立ち、ㅅ+ㅡ / ㅌ+ㅔ / ㅂ+ㅔ+ㄴ の三音節になります。なお、頭が ㅅ になる音だけは、下に入れられる場合でも独立した音節にしています。そのほうが読みやすいという私たちの判断で、規則から導いたものではありません。下に ㅅ が出ないという意味ではありません。判定しているのは頭の字のほうで、Kate の終わりの ㅅ は t のものです。t には下の形として ㅅ を与えてあるので、ㅋ+ㅏ+ㅅ の一音節になります。

読まない文字は、まず語末の e です。子音のうしろに来る語末の e を落とすので、Kate も Mike も Jane も一音節になります。ただしこの決まりは三文字以上の語にしか効きません。二文字の de は e が残って ㄷ+ㅔ、dee は ㄷ+ㅣ で、別の音になります。直前が母音のときも落とさないので、Zoe は二音節のままです。gh は落とし、母音の前にない h も落とします。John や Sarah の h が出てこないのはこれです。

字が消える道はもう少しあります。同じ子音を重ねた組のうち ck・ll・ss・tt・pp・nn・mm・dd・ff・gg・rr は一つの子音として読むので、二文字目は何も生みません。Jeff と Jef、Anna と Ana、Matt と Mat は書き分けられません。この並びは決め打ちで bb が入っていないため、Robb だけは b が二つとも読まれ、Rob より一音節長くなります。wh も一つにまとめ、しかも音を持たない ㅇ に写すので、Wham は ㅇ+ㅏ+ㅁ の一音節だけになり、w も h も残りません。語ごと消えることもあります。ハングルを一文字も生まなかった語は結果から落とされるからです。ここに書いた以外は読み上げるので、Knox の k は消えず ㅋ+ㅡ / ㄴ+ㅗ+ㄱ / ㅅ+ㅡ の先頭に残ります。

写しきれないところを、先に申し上げます

対応表は多対一です。b と v には同じ子音字を割り当ててあるので、Ben と Ven は一字も違わない同じ表記になります。z と j も同じ字で Zen と Jen が重なり、c と k と q も同じ字なので Kate と Cate が重なります。th は s と同じ字に写すため、Thomas は s で始まる綴りとして書かれ、Beth は Bes と同じになります。重なった二つは、出てきたハングルからは見分けられません。

ただし、重なり方が位置によって変わる組もあります。f と p は頭では同じ字で、Fop と Pop はどちらも ㅍ+ㅗ+ㅂ です。分かれるのは終わりの位置で、表は f に下の形を与えず、p には ㅂ を与えているため、Leaf は ㄹ+ㅣ / ㅍ+ㅡ、Leap は ㄹ+ㅣ+ㅂ になります。l と r も、頭では同じ字なので Lee と Ree、Rita と Lita は重なります。けれども、前が母音で、うしろが母音か y の l だけは ㄹ を二つに割る決まりがあり、同じ位置の r にその決まりはありません。Kelly は ㅋ+ㅔ+ㄹ / ㄹ+ㅣ、Kerry は ㅋ+ㅔ / ㄹ+ㅣ。Alan は ㅇ+ㅏ+ㄹ / ㄹ+ㅏ+ㄴ、Aran は ㅇ+ㅏ / ㄹ+ㅏ+ㄴ です。どちらの組も、一方の位置で重なるからといって、もう一方でも重なるわけではありません。

逆に、この表から一度も出てこない字もあります。最初の子音に使える字は19ありますが、この表が使うのは14です。同じ子音字を二つ重ねた形の五つ、ㄲ・ㄸ・ㅃ・ㅆ・ㅉ は、何を入力しても現れません。母音字は21のうち15だけで、ㅒ・ㅓ・ㅕ・ㅙ・ㅚ・ㅢ は出ません。最後の子音は27通りのうち ㄱ・ㄴ・ㄹ・ㅁ・ㅂ・ㅅ・ㅇ の7つだけです。1文字から3文字の綴りをすべて試し、4文字から8文字を四十万通り作って通しても、残りは一度も出ませんでした。つまりこの道具が書けるのは、ハングルで書けるもののうちの一部です。

表そのものが英語の綴りに合わせてありますから、ローマ字も英語の規則で読まれます。Ayaka は先頭の ay がひとつの母音として読まれる決まりに当たり、や にあたる音が独立しないまま ㅇ+ㅐ / ㅇ+ㅏ / ㅋ+ㅏ の三音節になります。Ryo は r のうしろに母音がないため一音節ぶん増えて ㄹ+ㅡ / ㅇ+ㅛ の二音節、Tsubasa は t が同じ理由で独立して四音節です。日本語として自然な切れ目とは別のところで切れることがあります。

実在の名前の一覧を持っていないことも、ここで申し上げておきます。Kim や Park や Choi のように、もともと韓国語の名前をローマ字にしたものを入れても、元がどの字だったのかは参照しません。アルファベットとして読み直し、その綴りを音で写した別の表記を返します。Park が ㅍ+ㅏ+ㄹ / ㅋ+ㅡ の二音節になるように、もとの名前に戻るわけではありません。

どこまでのものか

これは正式なローマ字表記の逆変換ではありませんし、名前の意味を訳したものでもありません。対応表を作ったのは私たちで、別の作り方もできます。しかも上のとおり複数の英字が一つの字に重なる以上、綴りから正解が一つに決まるわけでもありません。ここに出るのは、公開している規則で機械的に導いた一通りの書き方です。

入力した名前は命式の計算にはいっさい使いません。生年月日も生まれた時刻も伺っていませんし、この画面は命式を組む部品を読み込んでもいません。送信を押したときに動くのは、いま説明した変換の関数と、その結果を画面に載せる処理だけです。結果の下にある四柱推命への入り口を押しても、入力した文字は引き継がれません。あちらの画面で改めて生年月日を入力していただくことになります。

使い道としては、手帳に書く名札、韓国語を習い始めた方の練習台、相手に見せる一言、そのくらいがちょうどよいと思います。書類に書く名前や、名刺に刷る綴りを決めるためのものではありません。あなたの名前を知っている韓国語の話し手が別の書き方をしたなら、そちらを採ってください。この画面が出すのは、規則をすべて見せたうえでの一案です。

こちらとは別に、命式を計算する規則をすべて読む